藤田歯科医院 ブログ http://www.fujitadental.com

Art&Science of Hues

Posted on: 2008年5月29日

 色彩学的考察(この記事はhttp://www.fujitadental.com Topicsにも掲載しました!!)
色彩識別能力はトレーニングで向上が図れますが、特に若い女性は色に敏感である。といわれてます。眼球の水晶体の加齢変化に伴い色彩認識能力は少しずつ衰えますが、それでも男性より女性は色彩感覚に敏感といわれてます。色の配色や比色にマンセルの色立体を使用する場合が一般的ですが、色には色相(Hue)彩度(Chroma) 明度(Value)以上HCVの3軸があり、審美的要求に的確に判断をするにはこのHCV3軸を基準に色を比べます1)。我々歯科領域では前歯に治療の際にかぶせ物や詰め物の色を隣接する歯と同調させることが必要です。とくに歯の色は明度が高く、彩度が低い、色調が多彩という特異な性質があるため日ごろからのトレーニングが必要となります。また歯周病の診断の際の歯肉の色の判定にも色彩識別がかかせません。毛髪や肌の色とのコントラストも考慮するため色彩識別は高い能力が要求されます。2)同じHCV3軸で色彩識別を行う職業として美容師があげられます。例えば毛髪の色を明るくしたいとしてもそれが色相(H)なのか彩度(C)なのか明度(V)なのかは美容師が的確に判断が必要です。我々歯科医療従事者も同じなのです。それが故、当医院では従業員の色彩感覚を研鑽していくため従業員の毛髪の色等は制限をしておりません。我々歯科医療従事者が毛髪の色に敏感になることは直接歯や歯茎の色の敏感になることと同義だからなのです。

例えば写真の4つの色を比較します。左上の色を基準とします。対し右上の色は明度が同じで彩度が半分くらいまで落ちたもの。左上に対し左下は彩度は同じで明度が落ちたもの。最後に右下は左上に比し、彩度も明度も同じですが色相が違うものであります。直感的に比すと明度の違いと彩度の違いを識別するのに訓練が必要です。幸い歯の色相は毛髪のファッションカラーリングと近似し、赤、茶、黄の混合色が多いので毛髪のカラーリングの色の楽しみ方と歯の色の識別は通じる点が多いと考えられるわけです。ここからはあくまで私的意見ですが、歯科医療従事者も美容師と同じ目線で色の評価ができるべきであると思います。美容院で自らカラーリングを楽しむのもよし。服のカラーを楽しむもよし。まして当医院スタッフのような若い女性の場合それは重要なことでありますのでおおいに楽しんでもらえたらいいなと願っています。

Reference (参考文献)  1)色彩の科学、金子隆芳、岩波書店、19882)歯冠色のアート、指宿真澄 、ジーシー1992、第2刷

Shade藤田 裕 2008年5月29日記

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